こんにちは、すずイルカ[@suzu_iruka]です。
先日、DON’CRY(ドンクライ)様の記事の中で紹介されていた【ルギアをオカズに抜き続けて人間の道を踏み外しかけたが、友達のおかげで助かった話】を発見し、夢中になって読ませていただきました。
執筆されたのは、いなだみずきさん[@andymizuki]。
記事では中学生の時にご経験された性的興奮とルギアのシコリティについて紹介されており、読み進めるうちに「そこまで赤裸々に書いて大丈夫なの…?」と少し心配になってしまうほどでした。(世間的に見れば、マイナーなジャンルだと思うので…。)
ただ、その記事を読んだことで、救われた人もいたのではないでしょうか?
少なくとも僕は、この記事を読んだことでホッと安心したのを覚えております。
「あぁ、ルギアで抜くのは僕だけはなかったんだなぁ…」と。
目に見えない何か、ある種の勇気をもらった瞬間だったかもしれません。
というのも、僕自身がケモナーと呼ばれる人間であって、同じ話題を共有できる友人が誰一人いなかったことが挙げられます。
そうなってくると、「自分って異常なのかな…」と悩んでしまうものです。
ましてや、思春期に「みんなとは違うものに性的魅力を感じること」って、経験されたことがある人は分かって頂けるかもしれませんが、結構怖いものなのです。
一例を挙げるとすると、このまま大人になったらどうなるんだろう…とかですね。
でも、大人になるにつれて気づくこともあって「別にこのままでもいいんじゃない?」と思えるようなことがあったり。
ルギアでエアロブラストを放っていた人が、悩みながらもその経験を記事にしてくれたことで勇気づけられる人がいたり。
生きていれば、今まで自分が知らなかっただけで、もっとヤバい人がいるなんて当たり前と思える日がきっとくると思います。
だからこそ、僕は性癖のジャンルとかで悩んでいる人がいたら声を大にして伝えたい。
「これからも、あなたの好きな世界を大切にしてね」と。
そして、「あなたが思っている以上に、ヤバい奴はたくさんいるから大丈夫だよ」と。
この記事を読んで下さっている方は、今日この日に「もっとヤバいやつ(=僕)」がいることを知って、最後に「悩むほどのことじゃなかったかな」ぐらいに思って頂けたら幸いに思います。
ルギアをオカズに抜き続けた話に、勇気をもらったケモナーの話
はじめに僕自身について書かせてもらうと、高校3年生の時にケモナーと呼ばれる界隈に足を踏み入れてから現在まで、同じ話題を理解してくれる人は誰一人いませんでした。
最初の頃は「何事もチャレンジだ」と思い、さり気なく友人に話してみた時もありましたが、「それはちょっと上級者すぎるかな…。」とか「マジキチじゃん!」と言われるのがほとんどです。
中には僕に気を遣って「新世界を開拓したんだね!」と言ってくれる友人もいましたが、そこまで大それた話じゃないですよね…?
ただ、それらが世間でいうところの「正しいオチ」であることに気づいてからは、話題に出すこともしなくなりましたが、本心ではモヤモヤ状態です。
「やっぱり、異常なのかな…。」
自分では「そうじゃない」と思いたい。ですが、周りに共感してくれる人が誰一人いない状態であれば、徐々にその気持ちもしゅーんと縮こまってしまいます。
そんなある日、「これは面白い!」と友人のTwitterからリツイートで回ってきたのが、いなだみずきさんが書いた『ルギアをオカズに抜き続けて人間の道を踏み外しかけたが、友達のおかげで助かった話』でした。
「おぉ、ついにルギアでシコれる人が!?」
記事を見た僕はテンション爆上がりです。
だって、そこには自分と同じように「ルギア」でエアロブラストを放っていた人の物語があったのですから。
さらに言えば、お母さんとラブラドールレトリバーの関係性を除けば、共感しまくりの所がほとんどだったのです。
ルギアのシコリティについては元より、不安に思っていた感情についてもです。
「悩んでいたのは、僕だけじゃなかった。」
【ルギアで抜き続けた人の話】を読んでそう思えるようになってからは、スーッと気分が晴れるような清々しい気持ちになれたのです。
うまく言葉に表せないのですが、ある種の勇気をもらえたんじゃないかなと思ってます。
それは自分をさらけ出す勇気であったり、自分を認めてあげる勇気であったり、受け手によって色んな形をしているかもしれませんが、僕はその2つの勇気をいただきました。
記事を書かれたいなだみずきさん、発信元のDON’CRY(ドンクライ)さんには深く感謝しております。
ここからは微力ではございますが、記事の最後で触れられていた『この世界にはもっとやばい奴がいる』ということについて、僕の事例を紹介することで、少しでも安心感を得て頂けたら幸いに思います。
※なお、いなだみずきさんの記事内で紹介されていた「友達O」さんと僕は、全く関係ございません。
でも、ラティオスで抜いているのでしたら、めちゃくちゃ気が合いそうな感じはします。
僕の事例を紹介する前の注意書き
僕の事例を紹介する前に、予め断っておきたいことが2つだけあります。
1つ目はルギア以上にマイナーなジャンルであるがゆえに、「イキリオタク」ならぬ「イキリ性癖者」に思われてしまうことです。
これはもう、しょうがないと言ってしまえばそれまでですが、人によっては癪(しゃく)にさわる思いをされるかもしれません。
ただ、僕がこれから書いていくことは全て実話になります。なので、信じる信じないかについては各自のご判断にお任せいたしますが、非難・中傷についてはどうかご容赦ください。
2つ目は結構えげつない内容を含んでおります。
そういった内容をサラッと紹介しているので、気分を害してしまう可能性があることは予め断っておきます。
上記における2点についてご了承頂ける場合のみ、読み進めてくださいね。
ご覚悟は大丈夫ですか?
ようこそ。
では、いきますね。
僕がケモナーになった話(ガブモンで抜いた話)
はじめに、僕がケモナーになった話からしていこうかな…と思います。
前章で少しだけ触れましたが、僕がケモナーに目覚めたのは高校3年生のときでした。
初めてオカズにしたのは、デジモンアドベンチャーに出てくる「ガブモン」というデジモン。
犬と恐竜を合体させて小さくしたような体格で、根はとても真面目かつ恥ずかしがり屋で、パートナーのことを第一に考えるという性格の持ち主です。
[出典:デジモンアドベンチャー/© 本郷あきよし・東映アニメーション・テレビ朝日・電通]
僕はこの「ガブモン」で抜いたのです。
尊敬するいなだみずきさん風に書かせていただくとしたら、「股間からプチファイアーを放った」と言い換えるべきでしょうか。
(※プチファイアー:ガブモンの必殺技)
そう。ともあれ、ガブモンで抜いてしまったのです。
それ以前は無料のAVサイトでおせっせ動画を見ながら、ひたすら自分の魔槍を磨く日々を送っていたのですが、ある日を境にガブモンでも抜けるようになったのです。
人類は日々進化していく動物だといいますが、ここまで急激な進化をするとは思ってもいませんでした。
「どうして、ガブモンで抜いてしまったんだろう…。」
激しい虚無感に襲われながら後処理をしていたのを今でも覚えております。
というのも、僕がオカズにしたガブモンはオスです。
女性の裸に興奮を覚えていた僕がなぜここまで進化してしまったのか、めちゃくちゃ戸惑いました。
ですが、一度冷静になって「性的魅力を感じるまでの経緯」を考えてみると、2つのことが関係していたことに気づいたのです。
それが【キャラに対する愛情】と【オ◯ニーへの探究心】でした。
後者に関して思いっきり黒歴史になりますが、バリバリ書いていこうと思います。
ガブモンに対する愛情が深くなりすぎた。
僕がガブモンで抜くようになった大きな理由の1つがこれになります。
愛情というちょっと大げさな言葉を使ってしまいましたが、要は「好きな要素がありすぎて、性的魅力を感じてしまった」と書いたほうが分かって頂けるかもしれません。
これは、今までAV動画などで抜いていた「見た目がエロいから」という理由とは、全く別物になります。
当時の自分にとって、好きになる要素が多すぎてしまったのです。
その好きな要素を書いていく前に、僕の家庭環境を少しだけお話しさせていただきます。
突然ですが、僕の両親は昔からさほど仲が良くなくて、しょっちゅうケンカしてました。
いっそのこと、「離婚すればいいじゃない!」と子供ながらに何度も思ったものですが、家が自営業であったことと僕の養育費の問題もあって、離婚できないまま何とか関係を保っている状況でした。
しかし、高校3年生のときに関係がさらに悪化。
結果的に僕が大学2年生になった時に離婚してしまうのですが、当時は両親が喧嘩しているのを横目に辛い毎日を過ごしていました。
そんなある日、僕はインフルエンザにかかってしまいます。
家で安静にしていなければなりませんが、じっとしているのも暇です。
その時、ふと、小学校のときにやっていた「デジモンアドベンチャー」を最後まで見ていなかったことを思い出し、はじめから見ることにしたんですよね。
これが、ガブモンとの出会いになります。
[出典:Amazon/© 本郷あきよし・東映アニメーション・テレビ朝日・電通]
ストーリーのネタバレになってしまいますが、物語が進むにつれて以下のことが分かってきます。
・「石田ヤマト」という登場人物のパートナーのデジモンが「ガブモン」。
・「石田ヤマト」の両親は幼いころに離婚している。
・ガブモンは恥ずかしがり屋で普段は絶対に毛皮を脱ごうとはしないが、雪山で凍えきったヤマトを助けるために1度だけ脱いだ。そしてヤマトの代わりに風邪を引いた。(第9話)
・ガブモンは基本的に仲間思い。でも、パートナーであるヤマトのためだけに自分を捨てて仲間と戦うこともあった。(第45話)
ここぐらいまでは普通に「良いやつだな」ぐらいだったんですけど、第51話を見たあとにガブモンのことが一気に好きになったのです。
全部は書ききれないので、その時のガブモンの名言だけ抜粋させていただきますね。
「ヤマトはこの世界でたった一人しかいない!そうでしょう…?」
「第一、ヤマトがいなかったら、俺はどうしたらいいの?たったひとりの君と出会うために、ずっとこの世界で待っていたのに!」
「俺がヤマトを必要としてるみたいに、ヤマトも俺を必要としてくれよ、そしたらもっと頑張れるから…。」
ほとんどの人はこの場面の状況が分からないと思います。(すみません)
ですが、この名言を聞いたときから、本当に好きになってしまったんです。
恐らくですが、その時に感じた
「辛い環境の中にいた自分に、ガブモンが同じことを言ってくれたら…。」
という思いから、
「ガブモンがずっと一緒に居てくれたら良いのに。」
という思いにまで、発展しちゃったんでしょうね。
それから、自分が性的興奮を覚えるほどの「好きな要素」を見つけるのに、大して時間はかからなかったと思います。
もふもふの毛皮に、力強い腕や足。
ぷにぷにしてそうなお腹。
人間にはない尻尾や角、強靭な爪。
[出典:Amazon/© 本郷あきよし・東映アニメーション・テレビ朝日・電通]
全部が好きになる頃には、ガブモンで抜きまくっている自分がいました。
妄想の世界では、「本当は(人間じゃないから)こういうのよく分からないんだけど…、おれにできることだったらなんでもやってあげるよ!」とか言ってくれていました。
自分勝手な妄想ですが、気づけばプチファイアーを放っている自分がいました。
あぁ、止まらない…。
オナ◯ーに対する探究心がスゴかった
ここからは、僕が高校2年か3年に上がった時ぐらいのお話になります。
世間一般でいうところのイケメン高校生でしたら、彼女の1人か2人か作ってパコリング・レボリューションしててもおかしくないかもしれませんが、残念ながら僕はイケメンとは無縁の容姿でしたし、通っていた高校も男子校でした。
あ、ちなみに男子校というと「ゲイとかたくさんいるんでしょ?」とか思われたりしますが、実際は皆無です。ただし、日常会話においてエロトークの比率はかなり高めでした。
そうなってくると、必然的に盛り上がる話題が限られてきて、「おすすめのエロサイトある?」とか「昨日、何で抜いた?」とかになってくるわけです。(僕たちぐらいだったかもしれませんが。)
当然、「ガブモンで抜いたわ!」とか言えるはずもないので「エロ動画サイトだよー!」と答えていました。
そんなある日、友人のFくんが「普通のオナ◯ーより気持ちいいこと、知ってる?」と話題を振ってきたのです。
中学生から5年間、ほぼ毎日欠かさず抜いてきた僕がその話に食らいつかないはずがありません。高鳴る期待を抑えつつ、冷静に返します。
「いや、知らないなぁ。ただ、[彼女]というワードが出てきたら張り倒すよ。」
「大丈夫だよ(笑)彼女出てきちゃったら、◯ナニーじゃないじゃん。」
さすが、Fくん!
分かっていらっしゃる!!
若干の感動を覚えながらその話を聞いてみると、Fくんは「ネットで知った話なんだけど…」と前置きした上で、魔の呪文を教えてくれたのです。
Fくん「ドライオーガニズムって知ってる?」
どらいおーがにずむ?何それ、新種のモンスター?
ドラゲナイ・カーニバル…とかだったらSEKAI NO OWARIっぽくてカッコいいけど。
いや、ごめん。全く知らないし、初めて聞いた。
Fくん「通常のオナニーより数倍気持ちいいらしいよ。」
えっ?うっそ!マジ…?それ最高じゃん!!
えっ、ちょっ、待って。それどうやるの?
Fくん「まず、お尻の穴に人差し指と中指突っ込んで…」
はっ?尻!?
それは流石にマズいんじゃ…。
Fくん「数倍気持ちいいらしいよ。」
あっそうかぁ…。う~ん、そうなんだよね…。
これ、真面目な話、慶應とか早稲田の入試問題ぐらい難しいんじゃない?
と、下らない会話をした日の夜。
色々悩んだ挙句、試してみることにしたのが全ての間違いだったのかもしれません。
詳細は省きますが、最初とっても痛かったです。
出血もしましたし、気持ちいいなんてものじゃないです。
ただただ痛い。
「うわー、騙された!」と悲しみに暮れました。
後日、クレームをつけるためにその話をFくんに話したら案の定、爆笑。
そして彼曰く、
「いやいや。最初は痛いらしいけど、慣れてきたらヤバくなるらしいんだって!そこまで頑張ってみたんだったら、最後まで極めてみたらどう?」
と、教えてもらい何故か頑張ってみることに。
結果的にドライオーガニズムは習得できませんでしたが、そこから性癖のジャンルや考え方が一気に広がったこともあって、今となってはFくんに感謝しております。
そのお陰もあって、ガブモンで抜けるようになったのかな…とも思えたので。
あとはドライオーガニズムとの関連性は不明ですが、LGBTの人たちに対する偏見とか、それまでどうしても捨てきれなかった性に対する偏見が一切なくなりましたね。
自分が特殊な性癖に目覚めてしまったということの方が関係しているのかもしれませんが。
ただ今となっては、後悔とかそういうのはありませんね。
むしろ「こういう世界もあるんだな」と知れてよかったと思っております。
ドライオーガニズムにしても、ケモナーになったことについてもです。
ただ、ドライオーガニズムを実践した時は、うん、やっぱり痛かったなぁと時々思い返しますね。
ケモナーになって学んだこと
最後に、僕がケモナーになってから学んだ、ある絵師さんの名言を紹介したいと思います。
それが、
「可愛いケモノなら、オスもメスも関係ないよね」
になります。
これ実はケモノに限らず人の場合にも言えることで、「可愛い」を「好き」に置き換えて考えればわかりやすいと思います。
つまり、好きな人ができた時にその人の性別が「たまたま女性」であったり、「たまたま男性」であったりするだけなんですよね。
極論を言ってしまえば、好きになる条件に性別とか種族とか、あまり関係ないかな…と。
「あなたが好きになったのなら、他の人にどやこう言われようが気にしない」っていうのは、個人の幸せを考える上で大事なことなんじゃないかな…と思います。
僕はこれを学べただけでも、ケモナーになって良かったなと思えるようになりました。
皆さんが周りの意見に左右されること無く、胸を張って「好きだ!」と思えるものが1つでも多く増えれば嬉しく思います。
あとがき
この他にも、5つほど性癖の話をしようと思ったのですが、長くなりそうなので別の記事でまとめて紹介することにいたしました。
内容は変わらずエグいまんまです。
書くのがめちゃくちゃ遅いので、ゆっくりな更新になりますが、ご容赦ください。
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